広島県ココロザシ応援プロジェクトの中での里山地域活動

これまでの活動

Achievements
実績  平成29年5月14日    場所: café gallarey えんがわ
    参加者  20 名(講師含む)

1.ワークショップ名: 和高 節二と向原
講師:  田川 幸義 氏(向原在住、二科会会員)
  13:00 スタート   終了 16:00
 内容
   和高節二の功績とその画風紹介をし、地域とアートについて学習した。
和高節二の足跡をたどるとともに未公開スケッチブック等の作品を紹介し
ながら、この意義について確認した。参加者の中で、日本画を学んでおら
れる佐々木氏から「和高節二作品に手を触れながら、和高節二について語
れることが稀有な経験だ」という感想が述べられた。和高節二の生涯を現
した田川幸義氏作曲の「野に生きる」の演奏を聴き、和高節二の世界観を
学んだ。今後とも、アートを通して今後の地域づくりにつなげるためデザ
インを学ぶ機会として、「和高節二と向原」のワークショップをすることと
した。
2.健康創作料理トーク
    講師  大越  和恵   氏
     12:00スタート 13:00 終了
 内容
   栄養学的な観点から健康を考えた創作料理を今後3回に分けて実施する。素材選びから調理における健康面からのポイント等を学び、体験する。今回は、その紹介をしてもらうとともに、創作料理を限定で希望者に体験してもらった。使用した野菜は、地域の無農薬野菜づくり農家のものを使用した。
3.併設実施事業
   「ヤマメのつかみ取り・ヤマメの串焼き」(無料)
4.今後について
(1)「和高節二と向原」については、遺作の位置づけや整理の仕方について外部講師の指導を受けるとともに、和高節二の世界観を改めて学ぶ機会を
平成29年10月29日に開催する。
(2)「健康創作料理」は、平成29年7月19日、9月、10月の3回に分けて、ワークショップ「マクロビオティック料理を学ぼう」を人数限定開催する。
実績   平成29年5月28日(日曜日) 場所  広島市民球場跡地
    参加者  15名(講師含む)

  ワークショップ名: 羊毛とフェルトの飾りづくり!
講師: 岡峠 美佐子 氏
時間  10:00スタート  17:00 終了
内容
   色とりどりの羊毛・フェルトを型取りしたり、球にしたり自作のアクセサリー作りに没頭してみませんかという企画を実施した。ロハス展の中に、「つれば工房」の共同ブースの中での出店であり、平成29年8月26日、27日の「つくれば工房2017フェア」の取り組みの検証を今回した。
 
実績  平成29年6月11日
  ワークショップ名: 山林資源を身近に!!
講師: 山岸 善忠 氏
正畑 良樹 氏
1. 内容
   未利用資源に注目し、竹、間伐材の利用に加えてバイオマスの有効利用を考える。竹のチップ化による農作物の収量アップにつなげること、間伐材を使った生活空間の豊かさづくりとバイオマスの有効利用による循環型社会づくりへの貢献について考えた。間伐材を使った木工や桜チップを使った燻製づくりも企画した。
 
2. 参加者
  20名( 講師含む )
3. 結果
a.山岸 善忠 氏によるバイオマス利用
農作物づくりには、基本となる土づくりが重要であることの説明に加えて土壌改良の目標値 C/N比20以下に注目した学術的な説明がなされた。このための竹チップ利用実証試験の結果も紹介され、竹チップ等のバイオマス利用に係る作物の付加価値と市場で言われていることの是非論をもとに実際の現場でどう実用化につなげていくかの課題提示もされた。収量については、アップを期待するよりも作物の品質評価向上による付加価値を上げて収入コストアップにつなげたことも学んだ。
今後の展開についての参加者間の意見交換もなされた。 併せて、ヒマラヤ桜のチップを用いた燻製とごぼう茶(よねかずじっちゃん作)を楽しんだ
b.正畑 良樹 氏による間伐材を利用した木工教室
    間伐材を使った木工について、大小さまざまなものを作成する中で、作品をイメージした材料の活かし方が重要であることを学んだ。その後、今回は、小物のおもちゃ、アート工芸の制作について、キットの紹介を受けるとともに実体験をした。

c.今後について
今回のワークショップでのつながりから次のことを今後計画する。
(1)竹チップの具体的な試行について
来春を目途に取り組む。
(2)間伐材を使ったアート工芸の制作について、向原地区等でも展開する。 

 
実績 平成29年7月19日
  ワークショップ名: マクロビオティック料理に挑戦しよう!!
講師: 大越 和恵 氏
1. 内容
  健康を考え、砂糖を使わないマクロビオティック料理を3回に分けて学ぶ。
身体に優しい玄米菜食を基本にした養生食を一緒に作って味わう。
今回のメニューは、「玄米」「夏の味噌汁」「長芋のハンバーグ」他です。
   次回予告 9月21日(木) 「玄米」「秋の味噌汁」「じゃが芋ときのこの重ね煮」」
  次々回予告10月19日(木) 「玄米」「さつま芋コロッケ」「蒸し人参」「実そばと野菜
 のスープ」を予定している。 
2. 参加者
  9名( 講師含む )
3. 結果
a. 「マクロビオティックとは」により、その基本、語源、その道筋について学んだ。そしてその基本が「陰陽調和」「身土不二」「一物全体」の3つであり、食材の持つ特質をよく理解することが大切である。夏の暑い時にどのような食事をするかをこの3基本に基づいて理解した。
b. 「土鍋で炊く玄米」「長芋バーグ」「キュウリとワカメのゴマ酢合え」「人参のソテ・煮」「夏の味噌汁」を講師提供の食材を参加者で料理をした。講師からポイントや料理の時間等の指示を受けながら実施した。砂糖を使わない料理作りを実施した。その後、食味を確認しながら試食した。
c. 意見交換
(1) 方法についての確認があった。味噌汁のみそは、よく練って使うと味見が高まることや玉ねぎの一様になる切り方等。はるまきの活用は、おいしくまた食材の有効利用ができる。
(2) 食材の塩分についてや料理中のコミュニケーションの大切さについて学習した。
d.その他  参加者の中には、facebookにより状況を友人に紹介した。
4.今後について
今回のワークショップは、3回の第一回目である。9月、10月に実施する。
ワークショップにより、独自メニューも検討する。
以上
実績  平成29年8月11日    場所: café gallarey えんがわ
    
ワークショップ名: 山中洋明氏による「夢の金属の器」づくり
講師:  山中 洋明 氏( アトリエ: 安芸高田市向原町坂 )
  11:00 スタート   終了 15:00

1. 内容
鍛金・彫金技法を専門とする彫刻家 山中洋明氏による彫刻宇宙の世界の紹介と木槌を使った「金属の器」づくりをする。会費制で、ワークショップ終了後には、自作の「夢の器」を手にするという企画とした。暑い時期ではあるが、café gallaryえんがわの涼風の中での講義と山中洋明アトリエでの器づくりに挑戦してもらった。 
2.参加者
  11名( 講師、見学者含む )
3.結果
a.講師の紹介とワークショップの内容説明
山中洋明氏は、広島市立大学芸術学部卒の若手の彫刻家です。個展、二科展出品活動の中で、二科展「会友賞」の受賞経歴もお持ちです。
金属造形の種類「鋳金」「彫金」「鍛金」ならびに技術発達の歴史と作品の関連を学ぶとともに作品の製造工程について学んだ。作品の金属の厚さも4ミリ程度から1ミリ程度と様々である。
彫刻の種類と素材については、カービング(彫刻)とモデリング(塑像)について、作品の例示紹介を受けるとともに素材の持つ独特の表現力について学んだ。山中洋明氏の体のない仏像の製作にいたった経緯や製作工程についても紹介を受けた。アトリエでは、実際にそれらの作品鑑賞をした。
b.ワークショップ
真鍮製の平皿を板から作り出すことに挑戦した。鍛造が主体であるがたたくことにより硬度が増すことから、作品作りに当たっては焼きなましも大事なことであることを学んだ。今回、講師が工夫された木枠を入れた作業台のため、参加者が思い思いの作品作りができた。
   c.意見交換
(1)「彫刻的」ということから、実際より大きく見せることが彫刻によってできる。このことから、インスタレーションという空間と一体化したアートの取り組みも学んだ。
(2)参加者からは、今回のワークショップは、「モノづくりに没頭できた」「彫金は面白い」「真鍮素材の作品作りは今後もしたい」等非常に好評であった。
4.今後について
   継続して山中洋明氏によるワークショップを開催する。
   作る作品対象については、今後参加者の意向も入れながら決めていく。
                                    以上
実績   平成29年8月19日    場所: café gallarey えんがわ
    
ワークショップ名: 創作アート「身近な用品から驚く作品づくり」 

講師 亀井 由美子 氏 ( 広島市在住   )
   13:00スタート  終了 16:00 
   
1. 内容
亀井由美子氏のアートは,クリーニングハンガーが恐竜に変わります。印刷用紙を包んだクラフト紙、可燃性ゴミ袋など身近な材料を使って恐竜をつくり自然保護の大切さを訴えてきておられます。身近な材料を持ち寄り、創作アートの体験をしてみませんか。ワークショップは、今回と10月14日の2回開催します。

2.参加者
  15名( 講師、見学者含む )
3.結果
a.講師の紹介とワークショップの内容説明
亀井由美子氏は、造形作家として20年余り活躍されています。身近な材料を使って作品をつくり自然保護の大切さを訴えてきておられます。幼児からも作品作りに参加でき、ごみを出さない、講師の話は、集中して聞く等の指導は、子どもたちへの生活スタイルの指導も意識されていました。クリーニングハンガーとクラフト紙を用い、恐竜づくりに挑戦しました。
b.ワークショップ
ポイントは、クリーニングハンガーによる骨格作りと、クラフト紙にうまく「しわ」をつけることでした。完成後には、講師から作品の講評とシリアルナンバーを各作品に記入していただき、NO. 12,127近辺の番号が付きました。参加者は、小学生から大人まででしたが、小学生も2時間休みなしに集中し一気に作品を完成させました。
  
4.今後について
   10月14日(土)に第二回目を開催する。張り子づくりのワークショップを開催する。
実績  平成29年8月26日    場所: 広島市西区民文化センター(広島市横川)
    
ワークショップ名: 羊毛とフェルトの飾りづくり 

講師 石井 裕介  氏 ( 島根県川本町在住   )
   岡峠 美佐子 氏( café gallery えんがわ オーナー)
   10:00スタート  終了 17:00 
   
1. 内容
色とりどりの羊毛・フェルトを型取りしたり、球にしたりし思い通りの形にし、自作のアクセサリー作りをします。羊毛フェルトインストラクター石井裕介氏による羊牧場のことや毛刈りのことをトークの形で紹介します。単独のワークショップは、10月11日にも回開催します。

2.参加者
  30名( 講師、見学者含む )
内訳  ワーク 15名(講師、見学者含む)
トーク 15名
3.結果
a.ワークショップ
講師が製作したフルーツセット等の作品を参考にし、参加者は自分の飾りのテーマを決め、講師の指導の下 ワークをしてもらった。針を使い、形を整えていくため、針を自分の手に刺さないように注意しながら進めた。オラフ等キャラクターづくりに挑戦した面白い作品もあった。できた作品は、重量軽量をした。カバンに出来たアクセサリーを貼り付けることも体験してもらった。
b.トーク
ココロザシ応援プロジェクトの中でのえんがわ創作プロジェクトの活動紹介をしたのち、羊毛フェルトインストラクター石井裕介氏による羊牧場のことや毛刈りのことをトークの形で紹介した。毛刈りした一頭分の羊毛を広げながら、放牧ならではの羊毛の品質の高さや日々の羊とのかかわり方、その結果としての羊とのコミュニケーションの説明を頂いた。毛刈り後の羊は、さながらヤギであること等の紹介をいただいた。参加者からの質問に答える形もとった。  
4.今後について
   10月11日(水)にワークショップを開催する。8月度は、26日、27日と2日間実施予定であった
が主催者の避けがたい理由から1日のみとした。その結果、石井講師には、10月11日の里山での取
り組みにも参画していただく。
   また、このワークショップならではの飾りづくりにつなげていく。
実績 平成29年9月9日    場所: café gallarey えんがわ
    
ワークショップ名: 藍の木復活プロジェクト「藍の木を育てよう!」 

講師 太田 祐也 氏 ( 三原市在住   )
   14:00スタート  終了 16:00 
   
1. 内容
太田 祐也氏による農業振興、産業育成と定住促進を念頭に置いた初めの一歩としての「藍を育てよう」というワークショップを実施した。ひと昔は、里山では藍の木はごく身近で藍染も日常の生活にはなくてはならないものでした。その意味でも、藍の木を育てる環境づくりは、先人が、先祖が里山で実証してきている。今回、その復活により地域が豊かにできないかを学び、先進地事例の紹介を受けたうえで意見交換をする。
(事務局からの事前の呼びかけ)
現在、藍の木を育てておられる方、藍の木を育てておられる方をご存知の方、藍に造詣の深い方の参加を是非ともお願いしたい。

2.参加者
  12名( 講師、見学者含む )
3.結果
a.講師の紹介とワークショップの内容説明
太田祐也氏は、9年間地方創生を出口に地域のブランドづくりに奔走されてきた。その経験を踏まえて安芸高田市のブランド化事業としての藍の木の利用を提言された。最近の先進地事例して、藍染以外の利用展開の紹介を頂き、具体的に安芸高田市の地域の里山において、藍の木を育てる動きができるかのフィジビリ―スタディにつながる意見交換をした。
b.ワークショップ
ポイントは、藍そのものに対する理解と継続した取り組みができるための地域の取り組みである。類似事例に学ぶことや具体的な課題を整理することの重要性を学んだ。また、先進地で作られた藍のお茶も試飲した。
  
4.今後について
   11月中旬に第二回目を開催する。
実績  平成29年9月13日  場所: café gallarey えんがわ
    
ワークショップ名: 奈良良吉野本葛の川本あづみ氏による
「葛ソムリエから学ぶ葛料理とその有効利用の現状 」  
講師 川本 あづみ 氏 ( 奈良在住   )
   11:30スタート  終了 15:30 
   
1. 内容
奈良吉野本葛の川本あづみ氏の指導による葛料理とその有効利用の現状を
体験する。葛は、根、茎、葉、花それぞれに健康栄養に係る成分を有しており、
古代から日常生活の中に利活用されてきた。最近、その効能も再評価されており、
奈良県を中心に食育の取り組みもされている。葛の基礎知識、葛料理の基本に
テーマを絞って開催する。葛きり、葛餅も作ってみる。

2.参加者
  20名( 講師、企画含む)
3.結果
a.講師の紹介とワークショップの内容説明
川本あづみ氏は、吉野本葛の利用について食育の面からも広く奈良県内の教育の取り組みもされている。葛ソムリエ制度が発足してからも第一人者として活躍されている。今回、短い時間の中で葛の基本知識と応用展開について説明を頂いた。葛料理も基本を教示いただき他への展開が容易になるような指導を頂いた。
b.ワークショップ
葛の扱いのポイントを知見を踏まえて料理づくりのワークショップの中で紹介いただいた。葛の老化、ダイラタンシー現象等葛そのものに対する理解とよくかき混ぜるとよい等の実際の利用の指導をいただいた。葛は薬効もあるが、でんぷんでカロリーもあることを日常で利用する際の注意事項として、また、葛の根、茎、葉、花それぞれの成分についても学んだ。事務局から利用の一つとしての葛布づくりに挑戦したことの報告もあった。
  
4.今後について
   葛の日常での利用に取り組んでいく。これを通して地域活性化につながることを模索する。
   
                                    以上
実績 平成29年9月30日  場所 cafegallary えんがわ
ワークショップ名: 栄養コンシェルジュから学ぼう!!
講師: 廣瀬 直樹 氏
1. 内容
栄養コンシェルジュの廣瀬 直樹 氏をお招きし日常の食文化について学びます。日常には、さまざまな食品、多岐にわたる栄養の機能について情報が氾濫しています。それらの情報に惑わされず、自分や家族、お客様の身体に合った食品を的確に見つける知識と技術の一端について学びます。特に、糖尿病、ダイエットに関心の深い方を対象に学びます。あなたの力で大切な人をもっと笑顔に。
 
2. 参加者
   10名( 講師含む )
3. 結果
a. 日常の食文化について学びました。あなたの力で大切な人をもっと笑顔にをキーワードに栄養コンシェルジュの廣瀬直樹氏が病院での実指導の経験も織り交ぜながらワークショップをしていただいた。今回は、特に糖尿病、ダイエットに焦点を絞ったものでした。 
b. 日常生活において、食事の簡単な確認ができる食品カテゴリーマップとその活用の仕方について学んだ。3食においても、バランスよく摂取することが大切であることを学んだ。
c. 今回は、糖尿病特に95%を占める2型糖尿病とダイエットに係ることを学んだ。個人個人に応じて、栄養、体のことを考えることが大切であり、この面では、まとめてある資料も、個人の状況、目的例えば、筋肉をつけたいとかによって、食事の量、質、構成および食べる順番が違うこと強調された。
d. 意見交換
(1) 身近な課題のため、質疑応答は、活発に行われた。
(2) 血糖値と運動の関係と少し足を持ち上げる体操によっても一時的に血糖値は低下する等の実践の対処の話しもあった。

4.今後について
今回のワークショップの結果を周囲に伝えていく。資料が必要であれば、事務局が配布等を工夫する。
次年度実施についてもニーズを踏まえ、検討する。
実績 平成29年9月21日  場所 cafegallary えんがわ
ワークショップ名: マクロビオティック料理に挑戦しよう!!
講師: 大越 和恵 氏
1. 内容
  健康を考え、砂糖を使わないマクロビオティック料理を3回に分けて学ぶ。
身体に優しい玄米菜食を基本にした養生食を一緒に作って味わう。
今回のメニューは、「玄米」「ビーツスープ」「小豆南瓜」他です。
  次々回予告10月19日(木) 「広島産の旬の牛蒡を使ったマクロ料理」を予定する。 
2. 参加者
  8名( 講師含む )
3. 結果
a. 「マクロビオティックと上手に付き合おう」により、その基本、日常の食生活の注意事項「よく噛んで味わってみよう」「ごはん(主食)を変えてみよう」について学んだ。ヒトの歯の種類と穀物の関係についても学んだ。
b. 「ビーツスープ」「小豆南瓜」「高野豆腐とひよこ豆のトマト味」「コーヒーゼリーの黒豆添え」を講師提供の食材を用いて参加者で料理をした。講師からポイントや料理の時間等の指示を受けながら実施した。その後、食味を確認しながら試食した。試食に際しては、甘みとは何かについて、「自然の甘みをたのしもう」とし、食材本来の味や調理により甘みを引き出すことについて学んだ。
c. 意見交換
(1) 旬の食材を取ることの大切さについての意見交換をした。牛蒡が旬を迎えるのが10月から12月であり、次回は、広島県産の大きな牛蒡のうまみを引き出す料理に挑戦しようということになった。
(2) 甘みについては、麹と地域のお米を発酵食品について話し合った。

4.今後について
広島産の大きな牛蒡を調達し、牛蒡のうまみを引き出すワークショップをする。。
このワークショップにより、独自メニューも検討する。
実績  平成29年10月7日  ワークショップ名: 世界に一つしかない指輪をつくってみよう!      
場所: 向原農村交流館 やすらぎ(広島県安芸高田市向原町長田22-11)  
      11:00-15:00    
講師: 原田 武 氏
1. 内容
安芸高田市向原にアトリエを持たれる新進の金属造形家 原田武さんの指導による飾りづくりに挑戦していただきます。安芸高田市の自然の中で、世界に一つしかない指輪を作ってみませんか。カップルでの参加、交換指輪の企画も大歓迎です。
 
2. 参加者
   18名( 講師、見学者含む )
3. 結果
a. 金属造形の基本について学びました。金属工程の基本形の説明を受けたのち、指輪づくりの工程に展開した作り方を学んだ。銀材の平板を輪にして目指す指輪を作成した。記念にするため、刻印の仕方、力加減を銅板で予備訓練もした。 
b. 指輪サイズをゲージから決定し、各人、説明を受けた基本工程に沿って作成した。焼き入れ、薬品加工、銀ロウ付け等をし、形取りをした。模様付け、研磨、最終形状校正をし、各人が満足いく指輪の作成をした。
c. 中には、2個作成する方もおられ、その分、時間に追われて汗して工程を進めておられた。使用した銀材は、95%純度のもので指輪にするのに適した材料であることを学び作成した。
d. 参加者感想
(1) 貴重な体験ができた。つくっている間は、没頭してしまった。
(2) 金額的にも良心的に運用してもらった。

4.今後について
次年度実施についても検討する。

                              以上
実績  平成29年10月11日    場所: cafegallary えんがわ (安芸高田市向原町坂)
    
ワークショップ名: 羊毛とフェルトの飾りづくり 

講師 石井 裕介  氏 ( 島根県川本町在住   )
   岡峠 美佐子 氏( café gallery えんがわ オーナー)
   11:00スタート  終了 16:00 
   
1. 内容
色とりどりの羊毛・フェルトを型取りしたり、球にしたりし思い通りの形にし、自作のアクセサリー作りをします。羊毛フェルトインストラクター石井裕介氏による羊牧場のことや毛刈りのことをトークの形で紹介します。8月26日のワークショップに引き続き実施した。

2.参加者
 16 名( 講師、見学者含む )

3.結果
a.講師が製作したフルーツセット等の作品を参考にし、参加者は自分の飾りのテーマを決め、講師の指導の下 ワークをしてもらった。針を使い、形を整えていくため、針を自分の手に刺さないように注意しながら進めた。針は、特殊なものであるが取り扱いによっては、折れやすいことも体験できた。
b.羊毛フェルトインストラクター石井裕介氏から羊牧場のことや毛刈りのことを説明してもらった。毛刈りした一頭分の羊毛を広げながら、放牧ならではの羊毛の品質の高さや日々の羊とのかかわり方、その結果としての羊とのコミュニケーションの説明を頂いた。写真も説明いただき、石井さんの羊牧場では、しっぽ切りをしない等羊のストレス改善に係る取り組みをされていることが分かった。羊のしっぽは意外と大きいことを知った。
c.フエルトを針により、袋、カバンに貼り付けることも試みた。思わぬ作品が作れることを学んだ。
d.ハロウィーンを10月末に控え、岡垰オーナーから、ハロウィーンによく使うカボチャ色に染めた羊毛も用意いただいた。参加者からは、好評であった。ハロウィーンに向けた作品作りも話題になった。
e.中国新聞社の取材を受ける形で進めた。
  取材記事は、平成29年10月29日に大きな紙面をとって報道された。  
4.今後について
   継続的にワークショップを開催する。
    このなかで生産者と利用者の一貫した連携づくりを進めていく。
                                  以上   
実績    平成29年10月14日    場所: cafegallary えんがわ (安芸高田市向原町坂)
    
ワークショップ名:創作アート「身近な用品から驚く作品づくり」       
  
講師 亀井 由美子 氏 ( 広島市在住   )
   13:00スタート  終了 16:00  参加費 800円
   
1. 内容
亀井由美子氏のアートは,クリーニングハンガーが恐竜に変わります。印刷用紙を包んだクラフト紙、可燃性ゴミ袋など身近な材料を使って恐竜をつくり自然保護の大切さを訴えてきておられます。身近な材料を持ち寄り、創作アートの体験をしてみます。今回は、「干支の張り子」に挑戦します。(8月19日は、恐竜づくりをしました)。

2.参加者
 10 名( 講師、見学者含む )

3.結果
a.庭先の小石を集めることから、
b.参加者は、小学生から高齢者までと広い階層から参加いただいた。前回の恐竜づくりとは、まったくプロセスが異なる。アルミホイルで型取りするところは、形を壊すというかグシャグシャに出来る工程があり、思わぬ息抜きにもなったし、モノづくりの新鮮さを味わうことができた。人工粘土で基本となる骨格作りをするが、アルミホイルの基盤が残り思うような形ができない。安芸太田市でのワークショップの先行例を講師が紹介されたが、この形づくりの難しさからくる作品の面白さが評価されたとのこと。
c.人工粘土を乾燥・固化するため、電気調理器を使った。色付けにより、作品の特徴が左右されるが筆を使った色付けを楽しめた。
d.できた作品は、手作り感が一層強くほかの作品群の中においても特徴のある飾り、干支づくりができた。
  
4.今後について
   身近な題材を使ったモノづくりをする楽しさを学んだ。
今後も、身近な材料の利用と資源有効利用を考えたアートの楽しさを学んでいく。

                                     以上   
実績  平成29年10月19日    場所: cafegallary えんがわ (安芸高田市向原町坂)
    
ワークショップ名: マクロビォテック料理に挑戦しよう!
             
講師 大越 和恵 氏(安佐北区白木町在住  パン工房 和(なごみ)パン 代表)
   11:00スタート  終了 16:00 
 参加費   1,200円   
1.  内容 
健康を考え、砂糖を使わないマクロビオティック料理を学び、身体に優しい玄米菜食を基本にした養生食を作って味わいます。旬の広島産の大きなごぼうをテーマに取り組みます。今回のメニューは、玄米、ゴボウスープ、丸煮ゴボウ、ゴボウのお焼、ゴボウ味噌です。

2.参加者
 7 名( 講師、見学者含む )

3.結果
a. マクロビオティックとその基本、日常の食生活の注意事項について学んだ。
b. 玄米、ゴボウスープ、丸煮ゴボウ、ゴボウのお焼、ゴボウ味噌を講師提供の食材を用いて参加者で料理をした。講師からポイントや料理の時間等の指示を受けながら実施した。その後、食味を確認しながら試食した。試食に際しては、牛蒡の甘みとは何かについて、「自然の甘みをたのしもう」とし、食材本来の味や調理により甘みを引き出すことについて学んだ。
ごぼう料理については、事前に講師に牛蒡材を事務局から提供し、新メニューづくりに尽力いただいた。
c. 牛蒡を使った新メューづくりということで、牛蒡を下ろし機で擦るするということも試みた。日頃できない料理に挑戦したが、できたものの中からお互いの評価を議論した。
d. 参加者の熱意もあり、麹と地域のお米を発酵食品についても話し合った。

4.今後について
広島産の大きな牛蒡料理の良さを地産地消の会の開催ということにつなげていく。
ワークショップによる新規メニャーづくりの良い場にしていく。
                                  以上   
実績  平成29年10月22日    場所: 農場OKファーム近隣 (東広島市豊栄町清武)
    
ワークショップ名: 広島産旬の太いごほうを楽しもう!! -ごぼう堀りを体験しよう!!  

講師 かわて しんじ 氏 ( 東広島市豊栄町在住   )
    
1. 内容
川手晋治氏による「川手氏のよねかずじいちゃんの広大な畑において太いごぼう堀り」の経験ができるとともにその食材をもとに旬を楽しむワークショップです。10月から12月はごぼうが旬であるのに合わせた企画です。機械掘りのあと手作業で引き抜くごぼう堀り作業の内、参加者には、手作業のところを体験してもらいます。そのごほうをもとに旬を楽しみ味わいます。
掘ったごぼうは 野菜セットとして各自持ち帰り。
豪快に旬のごぼうを楽しもう !!  ひろしま産ごぼうを見直そう !!
2.ごぼうワークショップ実績
台風21号の接近のため、雨天になり、会場をごぼう畑に近接したリンゴ園の建物内で実施した。川手晋治さんのごぼうの紹介と前日掘ったごぼうの提供を受けた。10月19日マクロビオテック料理でごぼう料理の創作に取り組み、その成果を料理研究家の大越和恵さんにより紹介してもらった。
ごぼう堀については、天候のためできなかったが、旬のごぼうの味覚を楽しむとともに、広島県産のごほうの認知について議論した。ごぼう生産者とレストラン等の連携の動きも今後取り組むこととした。

3.参加者
   12人(企画3名、8人参加、見学1人)

4.結果
(1) ごほうの説明と質問の中では、ごぼうの旬の時期は10月から12月 特に11月下旬が大きく味が良いという説明があった。質問の中には、ごぼう堀は、機械掘りだけか手堀りはしないのかといったものもあった。
(2) 今回提供されたごぼう料理は、通常のメニューと違ったもので、参加者全員から講評であった。この結果は、今後のワークショップの創作の成果として整理する
(3) ゴボウ堀の大変さから、ゴボウは横植えも収穫の面では考えられるのではという意見もあった。
6.今後
   今回は、雨天のため、説明会とした。ごぼう堀りワークショップについては、次年度10月末ごろに実施する予定。   ごぼう生産者とレストランとの連携は、創作料理の結果も反映し、平成29年11月26日東広島市にて開催する予定とした。
以上      
実績  平成29年10月29日    場所: 向原農村交流館 やすらぎ
       長田古民家
cafegallary えんがわ (安芸高田市向原町坂)
    
ワークショップ名: 日本画家和高節二と向原 

講師 げきなこ  ( 廿日市市在住   )
   吉田 寛志 氏( 広島市立大学芸術学部講師)
   11:00スタート  終了 15:30 
   
1. 内容
向原が生んだ日本画家和高節二を偲んで、第一部コンサート、第二部和高節二の原画の整理をワークショップの形で実施した。コンサートは、地元の方が「野に生きる」という曲を作り、和高節二の生きざまを今に伝える試みをされている。今回、げんきなこの協力を得て譜面ができたことに合わせて、音楽で和高節二の世界を伝える試みをする。第二部は、地元の方が保管されている原画400点を手に触りながら絵画整理の仕方を専門家の指導を受けながら実施する。

2.参加者
 71 名( 講師、見学者含む )

3.結果
a.台風の影響のため、参加者はほどほどであったが、所期の事業の実施はできた。
b.第一部は、田川氏の進行により、自ら率いるバンドThouseの演奏とげんきなこの共演の形で進めた。どちらも、地域に根差した歌であった。げんきなこの3曲も地域に係る唄であり、ことはの伊藤施設長さんの説明で唄のできた経過を紹介いただいた。会場からは、演奏のお願いの相談もあった。
c.第二部は、吉田 寛志 広島市立大学講師の指導により、絵画の整理の大切さとその方法に加えて楽しみ方を学んだ。和高節二の原画に触れる貴重な機会であった。
 和高節二に造詣の深い方の参加もあり、和高節二の絵の動向についてもお聞きすることができた。
d.向原高校、広島市立大学の学生の協力もいただいた。
e.中国新聞社の取材を事前に受け、10月26日記事にされた。この記事を見られての問い合わせ、参加もあった。   
4.今後について
   継続的にワークショップを開催する。
   このなかで和高節二の世界の発信を向原から実施していく。
   平成30年は、和高節二の生誕120年になる。
                                  以上  
実績  平成29年11月30日    場所: 安芸高田市甲田町下甲立  竹林近隣
    
ワークショップ名: 竹利用—竹チップを作ってみよう 

講師 安芸高田市市役所職員
   山岸 善忠 氏
 10:00スタート  終了 14:00 
   
1. 内容
竹利用のひとつとして、竹粉砕機を用いた竹のチップ化による利用をする。安芸高田市が平成29年11月1日から、竹チッパー貸し出しを開始したのを受けて機械の利用を企画した。竹チッパーの使用を学ぶとともに竹の肥料化等について学ぶ。今回は、特に竹粉砕を使った一連の作業に重きを置く。
2.参加者
 12 名( 機械の使用指導のための安芸高田市職員2名、講師、見学者含む )

3.結果
a.安芸高田市職員による竹粉砕機の使用の指導を全員で受けたのち、あらかじめ切り倒していた竹を手分けて粉砕した。機械まで竹を搬送する、機械に竹をセットする、機械を運転する、粉末状チップのトン袋への収納を分担して実施した。竹粉砕機は、竹を機械にセットすると自動送りができる機能を持っており、作業の軽減ができることを体験した。
b.騒音がひどく、耳栓等の装備を各人の状況に応じ実施した。また、現場は民家に近く、あらかじめ、文書による作業に伴う騒音の周知はした。このため、周囲からの理解を得ながら作業をすることができた。
c.竹林には、伐採し枯れた竹もある。竹林整備にはやっかいでありこの機に粉砕できるものは粉砕した。
d.利用は、青竹は飼料化、枯れた竹は、防草、舗装用に使うことを計画している。収納した竹は、トン袋の中で3か月程度発酵させ、適時利用者に配送する。今回、発酵を促進させる意味あいもあり笹の葉も一緒に機械に投入した。
e.騒音にいては、機械の性能が良いためか思ったほどでないという関係者の意見であった。  
4.今後について
   継続的にワークショップを開催する。
   このなかで利用者の一貫した連携づくりを進めていく。
   今回、安芸高田市の竹粉砕機の初めての貸し出しの機会を活用した。このような支援も生かしな
がら進めていく。
                                  以上       
実績  平成30年3月6日ワークショップ 竹利用--竹チップにしてみよう
場所 安芸高田市甲田町下甲立
内容 安芸高田市所有の竹粉砕機を借り、竹チップにし肥料化の取り組みをした。事前に、周辺に作業連絡をしてから開始した。昨年に続き、2回目の作業のためその経験を踏まえ点検等を敵視行い順調に進めた。

参加者  5人
  見学者等 5名

今後について
  堆肥化の動きを加速する。この進捗を踏まえ、竹チップの製造も取り組む。
実績 平成30年4月11日  場所 cafegalary えんがわ
ワークショップ 竹利用について-藍を植えよう中間報告

講師 山岸 善忠 氏
  (藍報告 田村 真悠 代表)

参加者  20名

内容 竹利用については、肥料化の取り組みを一つの‖ととらえている。このため、竹肥料についての基本事項を学ぶとともに、えんがわ創作プロジェクトとして、これまで2回にわたって竹チップ化したものの保管、堆肥化の取り組みの紹介も入れながら説明がなされた。竹チップの堆肥・肥料化については、データーを取り学術的に取りまとめていくことを確認した。
実証のため、トマト、藍にも利用してみることとした。
藍については、昨年から、「藍を植えよう」という呼びかけをして来ている。その結果、安芸高田市内では、5か所の植え付けに取り組んでいる。

今後について
 継続実施する。
 竹利用については、アート利用他多面的に取り組んでいく。